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人名に「玻」認められず無戸籍 父母が最高裁に特別抗告へ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091102/trl0911021254007-n1.htm

2009.11.2 12:54
 名古屋市の夫婦が次女(生後11カ月)に「玻南(はな)」と名付けたが、「玻は人名用漢字ではない」として同市に出生届を受理されず、この処分取り消しを家庭裁判所と名古屋高裁に求めたが棄却されていたことが2日、分かった。次女は無戸籍状態が続いており、夫婦は最高裁判所に特別抗告する。
 夫婦は名古屋市東区の矢藤仁さん(40)と清恵さん(38)。七宝に数えられる「玻璃(はり)」から家族の大切な宝という思いを込め「玻」の字を使用。清恵さんはクリスチャンで、旧約聖書に登場する模範的女性「ハンナ」から読みを決めたという。
 しかし地元区役所で出生届は受理されず、両親は家裁に不服を申し立てた。家裁に続き、10月には名古屋高裁が訴えを退けた。夫婦は「画数も少なく平易な漢字だ。公序良俗に反するわけでもなく、思いを込めた名前を認めてほしい」としている。

――――――――――――――――――――――――――――――――
琉ちゃん事件(と、このちょっと前にもう1つ起った人名用漢字がらみの命名騒動)を思い出した。

悪魔ちゃん事件から3年半ほど経った1997年1月(そう言えばこの前年7月に悪魔ちゃんの親爺が覚醒剤でタイーホ)、沖縄のある夫婦が初めて授った子に「琉」と名付け出生届を出しに行ったところ、琉の字が常用漢字表にも人名用漢字別表にもなく不受理。
一旦持ち帰ったものの「やっぱ『琉』で!」と再提出するも、市役所は那覇地方法務局にお伺いを立てた上で再度不受理(3月)。両親は「名前未定」で届を出した。
ところがパスポートの申請をしたところ「名前未定だとパスポート出ないよ」。両親は出生届不受理を不服として那覇家裁に異議申立(7月)。

沖縄ではそれ以前から話題だったらしいが、8月くらいから全国ニュースでもちょっとずつ取上げられるようになったと記憶している。
動きはそのうち全国レベルになり、ついに参院法務委員会で沖縄選出の照屋寛徳下稲葉耕吉法務大臣に質問(11月13日)。
照屋「県民にしてみりゃ常用平易な字なんだけど大臣その辺どーよ?」
大臣「てか今まで人名用漢字に入ってなかった事の方が疑問」
大臣がそう言った以上家裁がごにょごにょ言う筈もなく、那覇家裁は那覇市に対して「受理せよ」と命じる決定(11月18日)。
大臣がああ言った以上那覇市がこれに抗告する筈もなく、12月3日に出生届受理、法務省は同日付で琉の字を人名用漢字別表に追加。

詳しくは円満字二郎「人名用漢字の戦後史」岩波新書957, 2005年辺り。もう1つの方も載ってる。
出生から受理まで1年かかってないんだよね。人名用漢字がらみの命名騒動で相当早い決着な気がする
(勿論一番早いのは親が「人名に使える字」に直し、騒動にすらならないケース。ほんとかどうか知らないけどこの人とか)。
早さの理由はこの字が「琉球」の琉だからだという事に尽きると思う。

そこいくと、玻 ←これのどこが常用平易?
画数が少ないってだけじゃん。手許の漢和辞典に「玻璃」「玻瓈(王偏に黎)」「玻里非」しか載ってねーわ。

2930ある「人名に使える漢字」の中から選ばないで「これを使わせろ!」ってのはおれに言わせりゃ「DQNネーム付ける親よりまし」って程度。
ま、人名用漢字自体がそうやって増えてきたし、今後も増えてくんだろうな。まさに「唯一無二性」。

クリスチャンなのに七宝から漢字とって「玻」かよ。
寺生まれだったら「破ぁ!」にしたのかね?
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大まかな年齢は金城武と松嶋菜々子の間くらい。サイレントヒル県内でほぼ毎日塾講師、ときどきベーシスト。ツイートの殆どが意味不明でも許してください。大喜利はイプール @ypool_ogiri がやってくれます。グルジア文字と言わず非ラテン文字は何か好き。あとは地味に数学とスペイン語やってます。フォロー・リムーブはご随意に。

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