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ようこそ先輩

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この歳になって、家族でも親族でもない小学生と日常的に接する機会のある仕事をしていても、小学校へ足を踏み入れるのはずいぶん勇気が要る。
そんなご時勢だ。

気づいたらおれの家に「小学校に何の用もないのに、敷地内に入っていい券」が届いていた。
使えるのは今日1日だけ、しかも制限時間つき。
それを持って、家から歩いて5分の母校を訪れる。
過去にそんな体験がなかった訳じゃないが、炉でもないのになぜかわくわくする。

だが当然の事ながら今日は日曜日。
校内に女子児童なんている筈はない。そんな事は百も承知でおれは敷地内を歩く。

校舎に目をやる。児童どころか1人の人影も見当らない。
だからと言って校舎の中へ入ろうなどという気は微塵も起らない。
施錠してあるだろう事くらい扉に近づかなくても判る。

1つだけ、扉の開いた建物があった。
10年くらい前だろうか、おれが地元へ帰ってきて程なく改築された体育館だ。

土足で中へ入ると数人が椅子に腰掛けていた。談笑しているのもいる。
一番手前のおっさんに件の券を手渡す。
そいつは赤鉛筆でチェックを入れ隣の奴に渡す。受け取ったほうもやはり赤鉛筆でチェックを入れおれに返す。すると3人目がまたよこせと言う。軽く( ゚д゚)ポカーンとしつつ3人目に手渡すと、そいつも赤鉛筆でチェックを入れて4人目にパス。4人目の兄ちゃんは券を返さず、代りに同じくらいの大きさのカードをよこした。

兄ちゃんの隣には油はねガードのついた机があり、そこに貼紙がしてあった。曰く「次の4人の中から1人を選べ」。
おれはそのうちの1人を選んでカードに名前を書く。叮嚀に半分に折って回れ右をすると、天辺にスリットのついた岡持のような一斗缶のようなジュラルミンケースのような、とにかくそんな感じの銀色の函が置いてある。
さっきのカードをスリットへ挿入。すると今までぺちゃくちゃやっていたおっさんが一言「ご苦労さん」。とっとと帰れという事らしい。

最初のわくわく度はどこへやら、おれは体育館を出ると、来たほうとは逆の通用門から出て、そのまま近所の七夕祭りを軽く冷やかした。
祭りのアーケード街を歩くときほど女子児童がウゼエと思う事はない。


で、その4人のうちの1人が次の静岡県知事に決ったとさ。
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Author:イプール
以下Twitterより引用:
大まかな年齢は金城武と松嶋菜々子の間くらい。サイレントヒル県内でほぼ毎日塾講師、ときどきベーシスト。ツイートの殆どが意味不明でも許してください。大喜利はイプール @ypool_ogiri がやってくれます。グルジア文字と言わず非ラテン文字は何か好き。あとは地味に数学とスペイン語やってます。フォロー・リムーブはご随意に。

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